高校数学 (数学Ⅰ / 数学A / 数学Ⅱ / 数学B / 数学Ⅲ)
数学が苦手な人!
なぜ苦手か考えたことありますか?
原因の一つはたぶん, 結果 (いわゆる公式) だけを覚えて, それを問題に当てはめようとする学習を繰り返してきたからではないでしょうか.
すると,
・公式を忘れたらその時点でゲームオーバー
・公式に当てはまらない問題が解けない
・ひねられるとダメ
・数学の何が面白いのかわからない
など
まさに弊害の総合商店である.
大事なことは,
覚える前に, 理解する
こと.
例えば,
\(7\times6=42\)
という結果だけを覚えるのではなく,
\(7+7+7+7+7+7=42\)
という \(7\times6\) のもつ意味を理解しておく.
そうすれば試験中, 緊張のあまり記憶がぶっ飛んで九九を忘れても, 問題を解くことは可能なわけです.
「九九を忘れて解けなかった」
というのは,
「私はかけ算の意味すら理解していませんでした」
と認めているも同然なのです.
同様のことが他の 「いわゆる公式」 にも当てはまります.
お茶の間で有名な公式
\((距離)=(速さ)\times(時間)\)
は速さの意味が理解できていれば覚える必要はないし,
\({}_{n}\)\(\rm{C}\)\(\displaystyle_{r}=\frac{n(n-1)(n-2)\cdots(n-r+1)}{r(r-1)(r-2)\cdots3\times2\times1}\)
は組合せ計算の原理がわかっていれば不要な呪文です.
理解は暗記を減らします.
そして,
理解は応用力を高めます.
さらに,
理解は学習そのものを楽しくします.
やればできます.
ずっとやらないと ずっとできません.
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